私が自分自身の経験および父親(やはり長年の腰痛持ちだったが体操とウォーキングで自分で治した)の様子を見て学んだ教訓は、本当に腰痛を治療したいなら、自分から積極的に身体を動かすしかない、ということです。

怪我や病気、急性の症状の場合は一時的に整形外科などで診てもらう必要もありますが、その後の根本治療は自分の努力が必要です。

整形外科での薬物治療、ブロック注射などは痛みを和らげる対処療法でしかありません。整体やマッサージなどもやはり対処療法で、根本治療には繋がりません。受け身の治療では一時的な効果しか得られないのです。

腰痛を完治させたいのなら、自分で身体を動かすしかありません。具体的には、以下の様な手順が必要です。

  1. 姿勢や生活習慣を改善して悪化を防ぐ
  2. 筋肉を軟かくしつつ、骨盤や骨格の歪みを治して痛みを除去する
  3. 必要な部分の筋力を強化して再発を予防する

ここでは、できるだけお金をかけずに自宅で自分で腰痛を治療したい人向けに、私が知っている範囲でベストの方法を紹介します。

それは、腰痛改善用のエクササイズについて書かれた本を購入し、その内容を実践するというものです。これで、自宅で上記の2と3ができます。子供を置いて外出することが難しい子育て中の方にもピッタリな方法だと思います。

ネット上にあるフリーの情報や雑誌の特集も悪くはありませんが、一冊の本にまとめられたもののほうが、腰痛の原因やメカニズムから、それを解消するためのエクササイズ方法まで包括的かつ体系的に書かれているのでオススメです。

また、症状別のエクササイズ方法などより詳しい情報も書かれています。あとは、やはりお金を払う分、ネット上にはない(もしくは見つけにくい)情報が載っていたりします(ビジネスとして回っている分、より良質な情報が提供されるのは当然ですね)。

ちなみに、もう少しお金をかけても良いという人には、腰痛改善用のDVD教材をおすすめします(少しお金をかけて自宅で自分で腰痛を治療する方法(1))。

なぜかと言うと、書籍よりも高い分、より効果のある方法が紹介されているからです。同じ著者でも、本屋で売られている本とDVD教材とでは、情報の開示度合いが異なっていたりします。本は低価格な分、紹介されていない情報があるのです。

腰痛のメカニズムの捉え方やエクササイズのやり方、分量などは、著者によって異なりますので、自分にあったものを探してみてください。

ここでは、私が読んだ中でオススメの本を2冊紹介します。

 

9割の腰痛は自分で治せる(坂戸 孝志)

筋肉を軟かくするために坂戸氏が考案した「緩消法」という技術と骨格を正常化するエクササイズが紹介されています。

筋肉が緊張し、骨格が歪んだり、神経が圧迫されることで痛みやしびれが発生するので、筋肉を軟かくすることは腰痛除去のために非常に重要です。

緩消法は、硬くなった筋肉に指を当てながら数秒間身体を動かして筋肉をほぐす方法です。私自身、半信半疑で実際に試してみましたが、驚くべきことに本当に数秒間で筋肉が軟かくなりました

ただし、それでたちまち腰痛が消えたかというと、さすがにそんなことはありませんでした。私の場合、初回では痛みに関しては少し楽になったかなという程度でした。

緩消法は1箇所であれば数秒で終わるのですが、複数箇所に行なったり、指で押さえる場所を本を見ながら確認したりするので、慣れないないうちはトータルで10分くらいかかります。

緩消法で筋肉をやわらかくしたあとは、骨格バランスを正常化するエクササイズを行ないます。エクササイズも複数あり、また少し変わった動作もあったりするので、20〜30分かかります。

これらを毎日続けると、腰周りの筋肉が軟かくなり、かつ骨格が正常化されます。エクササイズを行う中で、筋肉も自然に強化されます。その結果、痛みがなく、かつ腰痛が再発しにくい丈夫な腰ができあがります。

難点を挙げるとすると、この本に書かれていることは全体的にやることが複雑で、少しハードル高いかもしれません。

ただ、緩消法のパートは一部分だけ抜き出して実践することができ、筋肉が張ったときに応急処置的に使うことができます。1箇所だけであれば、ほんの数秒で筋肉をやわらかくできるので、本にかかれてあること全てを継続できなかったとしても、この本を買っておいて損はないと思います。

カラー版 9割の腰痛は自分で治せる (中経の文庫)

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福辻鋭記のストレッチ整体(福辻 鋭記)

この本も筋肉を軟らかくするストレッチ方法について書かれています。腰だけでなく、肩や首、膝、肘など身体の様々な部位の痛みに応じたストレッチ方法が紹介されています。

この福辻氏の方法は東洋医学をベースとしており、人間の身体がもつ自然治癒力を活かして治療するという方針のようです。ストレッチも自然治癒力をサポートするようなメニューで、上記の坂戸氏の方法に比べると、より低負荷なストレッチでより時間をかけて治療していくことになると思います。

1日当たりのストレッチは、腰痛の場合、骨盤周りから肋骨周りの筋肉を伸ばす「基本のストレッチ整体」15分程度と腰痛向けのストレッチ5分程度の合わせて20分程度の内容になります。

どれも簡単なストレッチで、身体への負荷もあまり大きくないので取り組みやすいです。とくに「基本のストレッチ整体」はほとんど寝転がっているだけなので、寝る前や寝起きに気軽にできます。

福辻鋭記のストレッチ整体

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